スイスのラグジュアリーブランド「BALLY(バリー)」はフランスのNGO団体「Soieries du Mekong(ソワリ―・デュ・メコン)」とコラボレーションして、スペシャルエディションのシルクスカーフを制作・販売します。ソワリー・デュ・メコンのスカーフはすべてカンボジアで手織りによって作られています。
カンボジアの織物職人が持つ高い技術力を生かし、世界で500枚だけのシルクスカーフを製作しました。カンボジアで作られるシルクスカーフ1枚の製作にかかる時間は最大で40時間にも及びます。
ソワリー・デュ・メコンは、カンボジアで特に貧しい農村部に暮らす女性たちに、持続できる雇用を 創出し、手織りの技術と知識の向上をはかることで、女性のエンパワーメントを行う団体です。現在は75人以上の織物職人がプロジェクトに参加。社会的保護や定期的訓練の恩恵を受けています。
今回のコラボスカーフは2種類。大きなギンガムチェックでデザインされた90×90cmのスクエアススタイルと、繊細なギンガムチェックの45×168cmスタイルが用意されました。
幾種もの鮮やかな色が用いられたどちらのスカーフも、ハンドメイドのタッセルをコーナーにシグネチャーとして施しました。原産地と生産方法を紹介するタグも付属しています。価格は全て2万円(税抜)です。日本では銀座店とオンラインストアだけでの取り扱いです。
発展途上にある国や地域に安定的な仕事を供給することによって、自ら「稼ぐ」形での経済支援を行うことは、単なる「施し」よりもずっと重要とされます。こういった取り組みを支えるエシカルなアプローチはファッションビジネスのあちこちに広がっていて、今回の「バリー」のプロジェクトにも確かな意義が感じられます。
(問い合わせ先)
バリー銀座店
東京都中央区銀座5-2-1
TEL:03-6264-5471
BALLY
www.bally.jp
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