「MONCLER（モンクレール）」は2017-18年秋冬広告キャンペーンのビジュアルを発表しました。前シーズンに引き続き、中国人の現代アーティストのLiu Bolin （リウ・ボーリン）と、アメリカ人フォトグラファー、Annie Leibovitz （アニー・リーボヴィッツ）がモンクレールのために作品を撮り下ろしました。
驚異的なパフォーマンスが特徴の「見えない男」リウ・ボーリンは、超現実的かつ幻想的なパフォーマンスを披露。まるでカメレオンのように自らをカモフラージュさせ、モンクレールらしいファンタジーの世界に息を吹き込みます。今回発表されたビジュアルでは、アーティストのボディが大自然の背景と溶け合い、壮大な氷に囲まれたノルディックの冬景色はモンクレールのDNAを感じさせます。
舞台となっているアイスランドの氷河は、冷たく、時にまぶしく、金属のような水面に反射し、無限の深さを持つグレー、鉛色、炭色、そしてはかなく消えゆくスカイブルーなど様々な色をまといます。展開される風景は、壮大な彫刻のような氷山と荒々しい雪の結晶の破片、そしてそれらに溶けこむアーティスト本人によって表現されています。
モンクレールはこのビジュアルの中で、アート、自然、テクニカルなリサーチ、そして真のクリエイティビティを織り込んだ実験的なストーリーテリングを展開しています。フランスのモネスティエ・ドゥ・クレルモンで創業されて以来、守り続けているブランドの哲学を再び紡ぎ出しているかのようです。
リウ・ボーリンは自身を霧のように消し去り、自然との同化を成し遂げています。1973年に中国山東省に生まれ 北京をベースに活躍するリウ・ボーリンは、「見えない男」として世界的な評価を得ています。 中国人アーティストの彼が国際的な成功を収めるきっかけとなった、自身に緻密なボディペイントを施し背景に同化したセルフポートレートでは、周囲の環境に溶け込むことによって個のアイデンティティの融解を表現しました。
今回の写真は、過去６シーズンにわたってモンクレールのキャンペーンビジュアルを撮りおろし続けているリーボヴィッツによるものです。冒険への使命と挑戦、自然との密接かつ親密な対話、極限状況における自然の力とその源、そして自由の息吹こそがブランドの根幹であると共に、ラグジュアリーブランドとしての使命であり天命であることを、モンクレールはこの17-18年秋冬広告キャンペーンを通じて宣言しています。
キャンペーンビジュアルはシーズンを重ねるごとに、スートーリーの奥行きやアートの深みを増しています。チャレンジングな創造性を発揮することで知られるこの２人のケミストリーから生み出されたビジュアルは、モンクレールの特質を劇的に表現していると言えるでしょう。
MONCLER
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