「LOEWE（ロエベ）」は2018年春夏シーズンに向け、日本人アーティストのfumiko imano（イマノフミコ）とコラボレートしたコレクタブルブックの最新版をリリースします。
オランダ人モデルのサスキア・デ・ブロウとfumiko imanoの２人のセルフポートレートをフィーチャーした、ロエベのコレクタブルブック「パブリケーション」最新版『Publication #17』では、このために撮りおろされた一連の写真を通じてジョナサン・アンダーソン氏によるロエベの18年春夏ウィメンズ・コレクションが紹介されています。
コレクション発表の前日に、パリのユネスコ本部を舞台に撮影された『Publication #17』は、fumiko imanoの『Twins』からインスピレーションを得てモデルのサスキア・デ・ブロウと一緒に、フランスパンでフェンシングをしたりユネスコ本部の庭にある彫刻の陰に隠れたりして楽しむフレンチホリデーの気ままさをベンジャミン・ブルーノ(Benjamin Bruno)がスタイリングを担当したルックと共に紹介しています。
fumiko imanoの活動は、写真、ビデオ、インスタレーションといった媒体を通してセルフポートレートを発表することが中心です。今回のロエベとのエクスクルーシブなコラボレーションは、Little Man Galleryから出版された彼女の最新作『We Oui!』が世界的に高い評価を得たことを受けてのものです。
彼女の『Twins』（双子）シリーズは、幼少時をブラジルで過ごし、若い頃はロンドン、パリで生活した後、日本に戻り、茨城県日立市を活動拠点としたことへのリアクションだったと言います。日本人でありながら、日本特有の雰囲気になじめず疎外感に襲われた彼女は35mmのセルフポートレートをカット＆ペーストしてもう１人の自分をつくり出し、一見すると双子の姉妹を写したスナップ写真のように見えるコラージュ作品を制作していったそうです。
リミテッドエディションとなるハードカバー布装本の特製折り込み式ダストジャケットには、fumikoimanoが2014年に発表した画集『I’mHungry』に登場する動物たちの水彩画が描かれています。1200冊の限定出版となるこのスペシャルブックはそれぞれに手書きでシリアル番号が入っています。インタビュービデオが入ったデジタル版はiTunesStoreから無料でダウンロードできます（「LOEWE」で検索してください）。
ファッションとアートのクロスオーバーはますます加速していきそうな気配。アートへの目配りを欠かさないアンダーソン氏らしい試みだけに、ファッション好きもアート好きも興味をそそられるはずです。
#LOEWESS18
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