科学絵本の『ダーウィンの「種の起源」』が2019年4月23日(火)、岩波書店から出版されます。ダーウィンの歴史的な名著を、絵と文章でわかりやすく語り直した本です。この発売に合わせて、4月24日(水)に東京・南青山の「GALLERY MUVEIL(ギャラリー・ミュベール)」で、翻訳を手がけた生物学者・福岡伸一氏のトークイベントを開催します。
『ダーウィンの「種の起源」』の絵と文章を書いたのは、ロンドン在住のグラフィックデザイナー、イラストレーターのサビーナ・ラデヴァ氏。分子生物学を学んだ後、イラストに転じました。科学とアートを結び付けるような仕事に取り組んでいて、この本が初めて著作だそうです。
文章も語り口もソフトな福岡氏は生物学のスター的存在。京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授、米国ロックフェラー大学客員教授。『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』などの著書は高い評価を受けています。
「MUVEIL(ミュベール)」の中山路子デザイナーの服作りには、「生きとし生けるもの」の姿が意識されています。2019年春夏コレクションでは絶滅の危機に直面している生き物たちに着目。それらの生き物を「身につける」ことによって、自然への関心を高め、思いやりを育もうとする創作に取り組みました。
クリエーションにあたっては、福岡氏の著書からも刺激を受けたというつながりもあり、「GALLERY MUVEIL」での小さなサステナブルの活動としてトークイベントを開催する運びとなりました。イベント参加には当日チケットの購入が必要になります(参加費 1000円)。スケジュールは18:30に開場、19:00からイベント開始、20:15に終了の予定です。
オリジナルな生き物モチーフにファンの多い「ミュベール」の世界に触れる、絶好の機会にもなるはずです。
ダーウィンの「種の起源」ーはじめての進化論
https://tanemaki.iwanami.co.jp/categories/692
GALLERY MUVEIL
https://www.muveil.com/gallerymuveil.html