ブルックス ブラザーズ青山 © Taiyo Watanabe
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1979年8月のオープン以来、東京・青山エリアのランドマークとして、日本のアメリカントラッド文化を象徴する存在として、長きにわたって営業を続けてきた「ブルックス ブラザーズ 青山」が2020年8月30日をもって歴史に幕を下ろします。青山エリアの再開発に伴ったビルの建て直しが理由です。9月には同じ青山・表参道エリア内に新店をオープンする予定です。
まだ日本にインポートブランドが多く進出する前から、 アメリカ・ニューヨーク発のブルックス ブラザーズの海外進出第1号店として、現在と同じ場所にオープンしました。アイビーブームの時代を経て、数々のファッション関係者、 著名人をはじめとする多くの顧客に愛され続けた同店が41年の歴史に幕を閉じます。
ブルックス ブラザーズ 青山は、クラシックな石造りの門構え、青山通りにはためく日本とアメリカの国旗で、エリアの「顔」的存在となってきました。重厚感のある木目調の店内でも知られ、オープン時にはニューヨークの店舗の雰囲気がそのまま日本に再現されたと話題になりました。
ガラスケースに商品を展示する欧米方式の対面販売は当時は画期的でした。オープン40周年を記念して2019年から、青山店には当時を彷彿とさせる、対面販売ができるカウンターが復活しています。
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今回のクローズは、同店が店を構える青朋ビルが青山エリアの再開発に伴って立て直しすることに伴うものです。リニューアルしたビルが竣工する際には、再び入居する予定です。青山店のクローズ後には、近隣に3層構造の新店舗「ブルックス ブラザーズ 表参道」を2020年9月4日、オープンする予定です。
ブルックス ブラザーズ ジャパンの小布施森一社長は次のように述べています。「ブルックス ブラザーズ 青山は、時代に合わせて日本の中で成長を続けてきたアメトラの文化の象徴のような場所です。歴史があるだけでなく、新しいものも発信することのできる場所で、昨年行った日本上陸40周年を記念したランウェイショー以降は、若いお客様の来店も随分と増えました。守りに入っているだけではブランドは進化しない。失敗を恐れず、冒険をすること、そこから得るものは大きいと考えます。今の顧客様、新しいお客様に寄り添いながら、なにか新しい幸せ感を提供できるような店づくりを目指し、そういうブランドでありたいと思っています」
8月30日のクローズまでの間、ブランドや青山店への思い出などメッセージをしたためることのできるメモリアルブックを店内に用意しています。来店のうえ、メッセージを書いてくださった方には、ギフトをプレゼント(先着制)。これまでの思い出を確かめる機会になるうえ、新たな思い出もつくれるチャンスとなりそうだから、ブルックス ブラザーズ 青山のクローズまでに足を運んでみてはいかがでしょう。
(問い合わせ先)
ブルックス ブラザーズ ジャパン TEL: 0120-185-718