「MICHAEL KORS(マイケル・コース)」は2020年6月29日、ニューヨークに拠点を置くNPO(非営利団体)のDelivering Good(デリバリング・グッド)に、3500万ドルに相当する製品を寄付したことを発表しました。寄付された製品は、同NPOの全米ネットワークを通して、貧困や災害の影響で経済的に困難な立場の人々のために役立てられます。同NPOの全米ネットワークは、700を超えるコミュニティーパートナー(地域の社会奉仕団体)で構成されています。
チーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)のマイケル・コース氏は「デリバリング・グッドに協力することで、私達は自社製品を寄付することができますし、デリバリング・グッドなら、私達が寄付した製品を国内全体でそれらを最も必要とするコミュニティーや団体に届けてくれるということがわかっています。試練の時期にある今、私達が何かを学んだとすれば、それは、人助けができる時には実行すべきだ、ということです」と述べています。
デリバリング・グッドの会長兼CEO(最高経営責任者)であるリサ・ガーウィッチ氏は「マイケル・コース製品の寄付は、危機的状況の中で経済的困窮に直面している家庭や個人に、希望や尊厳、そして自尊心をもたらします。当団体のコミュニティーパートナーは、助けを必要とする人々に寄付製品をお届けすると同時に、より安定した生活環境をもたらすためのサービスを提供しています」と述べました。
マイケル・コースの製品は、デリバリング・グッドのネットワークに加盟する各地域のNPOのうち、ニューヨーク市、ペンシルベニア州、ネバダ州、ロサンゼルス市、テキサス州、オーランド市など、大きな被害を受けた全米各地の市場を支援している団体に寄付、分配されます。
様々な支援が求められる中、ファッションブランド・企業もヒューマンな取り組みに、相次いで乗り出しています。自分たちの製品を、最適な形で届けてくれる団体に寄付するのは、直接的で有効な助けとなり得る支援と言えそうです。