「JIL SANDER(ジル サンダー)」は2020-21年秋冬コレクションのキャンペーンイメージを発表しました。親交の深い6人の写真家を迎え、それぞれの視点から表現しています。
ロックダウン中に撮影された本キャンペーンイメージは、今まで当たり前だった日常が突如崩れ、大きな不安の中、家族や自分と向き合うことの中で生まれた優しく孤独な世界観を表しています。参加した写真家はマリオ・ソレンティ、アンダース・エドストローム、オリヴィエ・ケルヴェルヌ、スティーブン・キッド、クリス・ローズ、リナ・シェイニウスの各氏です。
被写体にはモデルではなく、家族や友人、ペットが登場しています。ルーシー&ルーク・メイヤーの両氏が「ジル サンダー」に注ぎ込む価値観やアイデアを、6人は独自の方法で解釈しています。今回のキャンペーンイメージは、「ジル サンダー」の現在進行中コラボレーションプロジェクトの最初の取り組みで、後に書籍として出版される予定です。
ファッションフォトグラフィーの表現も、新型コロナウイルスの影響で、変化を見せ始めています。家族や自宅を被写体に選ぶ感覚は、家ごもりが長く続く今の時代の空気感も示しているようです。
Credit
クリエイティブ ディレクション: Lucie and Luke Meier
アート ディレクション: Heiko Keinath
フォトグラファー: Anders Edström – Olivier Kervern – Chris Rhodes – Lina Scheynius – Mario Sorrenti
Video: Stephen Kidd