「malamute(マラミュート)」、糸をほどき直して別アイテムに編みかえるプロジェクトを開始

「malamute(マラミュート)」、糸をほどき直して別アイテムに編みかえるプロジェクトを開始

「malamute(マラミュート)」、糸をほどき直して別アイテムに編みかえるプロジェクトを開始

「malamute(マラミュート)」、糸をほどき直して別アイテムに編みかえるプロジェクトを開始

「malamute(マラミュート)」、糸をほどき直して別アイテムに編みかえるプロジェクトを開始

「malamute(マラミュート)」は、アーカイブコレクションにおけるニットウェアのシームレスニット(無縫製のホールガーメント)を対象に、糸をほどき直して異なるアイテムに編みかえる「Re:born Project」(リボーンプロジェクト)と、お直しを承る「Re:pair System」(リペアーシステム)の提供を始めました。両事業を紹介するページを、2022年1月27日、自社ウェブサイト上に開設しました。

どちらのプロジェクトも、ニット製品をより長く楽しんでほしいという、小高真理デザイナーの願いと、顧客からの要望、ニッターからの提案に基づいています。それぞれのプロジェクト名は、19年春夏シーズンのタイトル「Re:」に由来。過去のコレクションとの対話、プロジェクトを通じて顧客と対話するという意味が込められています。

「Re:born Project」に関して小高氏は「職人さんとの会話の中で出てきた、ニットウェアのお直しに関する会話がきっかけとなりました。中でも『昔は糸を大切にしていたので、なかなか着なくなってしまったハンドニットなどは、丁寧にほどき直してまた糸の状態に戻し、1からまた違うものに編み替えていた』というお話に引き込まれました。今でも、現場では編み違えが起きた場合、ほどき直し編み立てなおす作業はよく行われています。そして、malamuteが当初より継続している製作方法であるシームレスニット(無縫製ニット)なら、まるでニットを“生き返らせる”ようなプロセスを実現することが可能なのではないかと考え至りました」と述べています。

価格はマフラー、バッグのセットプランが2万7500円から、バッグ/マフラープラン(1点のみ)が1万6500円から。ホールガーメント商品の状態や糸量によって値段が変動します。糸の状態によってはサービスをお受けできない場合もあります。糸量によってはマフラー、バッグのどちらかのみしか選択できない場合もあります。

「Re:pair System」について小高氏は「コレクションを重ねるごとに、着用している数シーズン前のアイテムのお修理のご相談が増えてきました。現在、直接ご連絡をいただいたり、お店を通してお客様のニットを修理しております。しかし、ニット製品は編む糸や組織によって複雑な場合があり、実際、製品の状態を確認してみないとわからない部分があります。一方、昨今では修理したい部分を写真に撮っていただくことでやりとりがスムーズになってまいりました。そこで、兼ねてより続けてまいりましたお直しや修理の窓口を、malamuteの公式ホームページ上に開設することといたしました」とコメント。修理価格は、現物や破損箇所の写真を見てからの相談になるそうです。

サービスの受付は「Re:born Project」「Re:pair System」共に「malamute」の公式ホームページ内です(https://malamute-knit.com/re)」。

アップサイクルやリペアがサステナビリティーの面からも、愛着の面からも見直されています。過去のデザインや素材、アイテムを「使い捨て」にしない取り組みは、クリエーションや手仕事を大切に扱うアプローチとしても意味が大きく、「malamute(マラミュート)」の提案は支持を広げそうです。

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