ユニクロは同社史上、最も軽くて暖かい機能性中綿を使用した次世代高機能アウター「PUFFTECH（パフテック）」を2024年秋から主力商品の1つと位置付けて、浸透に取り組んでいきます。パフテックは天然の羽毛（ダウン）を使わない、革新的な次世代中綿を使ったアウターです。
日本の先端的な繊維技術を用いて、より多くの空気をため込む独自構造の中綿を開発。昨今の不安定な気候や室内外の気温差などの様々な場面で日々の暮らしを豊かにスマートに彩ります。
第1部の記者発表会では、ファーストリテイリンググループの勝田幸宏上席執行役員、東レの大川倫央GO事業部長、そしてユニクロの吉田実恵子グローバルマーケティング部リーダーが登壇し、次のように語りました。「防寒といえば、まずユニクロのパフテック」「ダウンに取って代わるのではなく、ダウンを大きく超える商品を目指す」「パフテックを常にアップデートし、グローバルに展開していく」。
第2部ではファッションショーが開催されました。モデルたちが屋外での着こなしだけでなく、自宅やオフィスといったさまざまなシーンでのスタイリングを披露。防寒着としての機能性に加え、自宅でのリラックスタイムやオフィスでのビジネスシーンでも活躍するパフテックのユーティリティーさを印象付けました。
「昨今、より暖かさと軽さを求められるアウターウェアを実現するために、ご家庭でも洗える利点も加えた高機能な新しい中綿素材を東レ様と共に開発しました。今後、パフテックがお客様の幅広い生活シーンにおいてシームレスにご着用いただける新たな定番となることを願っています」と勝田氏は期待を示しました。大川氏も「お客様の生活をより豊かにするため、ヒートテックやエアリズムに次ぐ新しい代表的な機能性商品となるよう、今後もパフテックの開発に注力してまいります」と述べました。
天然羽毛の構造を化学繊維で模した中綿は、2種の繊維で構成されています。その一本一本が空洞でバネ状になっており髪の毛の約5分の1の極細繊維を含む粒綿が空気の層を作ることで、高い断熱効果と保温性を実現しました。ダウンと異なり、水に触れてもかさ高性を維持できるため、手洗いでの洗濯が可能ですぐ乾くのも大きな魅力となっています。
パフテックの主な強みと魅力は、いずれも従来のダウンウェアが抱える課題を克服する特長として挙げられます。
1）お手入れが簡単
気軽に家庭で手洗いができ、ダウンに比べて速く乾くので、普段洗えないアウターのお悩みを解決します。
2）昨今の急な気候の変化に対応
雨や霧など湿度90%以上の環境下でも保温性が下がりにくい他、表生地に撥水機能を備え、急な小雨にも対応。軽量でかさばりにくいので、不安定な気候や室内外の気温差など、様々な場面で役立ちます。
3）綿抜けの心配が少ない
独自構造の粒綿により、羽毛と比較して綿抜けがしにくく、中に着ている洋服に綿が付く心配も減ります。
4）スタイリッシュなデザイン
羽毛のような綿抜けが少ない特性を生かし、ダイヤやブロック状、ノンキルトなど、幅広いキルトのデザインを実現。またUniqlo UやUNIQLO：Cなどのコラボレーションアイテムもラインナップし、バリエーションも豊富です。
多様なシーンに柔軟に対応する適応力を備え、ダウンを超える次世代の高機能性に期待が高まります。「軽さ」「暖かさ」「洗える」という三拍子揃った、新しい発想のアウターが誕生しました。
