「Maison Margiela（メゾンマルジェラ）」は4組の日本人アーティストのユニークなレンズを通してシグネチャーバッグ「5AC」を再解釈する「5AC」ハッキングプロジェクトを展開します。「Nerhol」「大竹笙子」「BIEN」「NUNO | we+」による作品を、2024年10月17日までメゾン マルジェラ オモテサンドウおよび公式サイトで展開します。
メゾンマルジェラのシグネチャーハンドバッグである「5AC」は、2016年に発表されて以来、シーズンを越えてさまざまなスタイルで解釈されてきました。
4組の日本人アーティストのレンズを通して再解釈された「5AC」はそれぞれの独創的なアングルからつくられました。グラフィックデザイナーの田中義久氏と彫刻家の飯田竜太氏によるアーティストデュオ「Nerhol」、木版画に特化した作品を手掛ける大竹笙子氏、ドローイングを中心に様々な表現を手掛ける「BIEN」、そしてテキスタイルデザイナーとデザインスタジオから成る「NUNO | we+」の4組です。これらの作品はメゾンマルジェラ公式サイトでも公開されています。
Nerhol / Canvas (Nusa)
Shoko Otake / HACKED PATCHED
BIEN / Visible observation for 5AC
NUNO | we+ / 回転するキューブ – Inverse Equation
このプロジェクトに適用されているメゾンのコード「ハッキング」は、2024年春夏「Co-Ed」コレクションでハンドバッグを覆ったオーバーサイズのチュールバッグに表現されたものと同様に、「インフォーマル・フォーマリティ」のエレベートされたムードをもたらします。「5AC」ハッキングプロジェクトは常識にとらわれることなく、洗練された型にはまらないアティテュードを打ち出し、慣れ親しんだものを新しい視点で捉え、脱却をたたえています。
「5AC」を特徴づけるのは、メゾンのコード「アノニミティ・オブ・ザ・ライニング」です。ライニングという内側の要素を匿名化し、デザインや機能として第2の用途を見いだすこの手法によって、引き出されたライニングはバッグの形状を変容させ、4本の白いステッチをあしらったフラップのようなデザインに生まれ変わります。その名前の由来は、「133t speak（リートスピーク）」に着想を得てフランス語でバッグを意味する「SAC」を符号化し、「3AC」と表したものです。
自らのシグネチャーアイテムを読み換えるというスリリングで大胆なアプローチです。4組のアーティストそれぞれの視点を通じて生み出されたハッキングプロジェクトは新たな価値観を提案してくれています。
店舗名 ： メゾン マルジェラ オモテサンドウ
住所 ： 東京都渋谷区神宮前5丁目10-1 GYRE 1 階
営業時間 ： 11:00～20:00 (不定休)
電話番号 ： 03-5778-0891
