(2005/7/25) 「IFF(インターナショナル・ファッション・フェア)」 その2

昨日のブログに引き続き、「クリエーターズビレッジ(CV)」で気になったブランドをレポートします。

●「ニニータ(ninita)」

 「ninita」は「愛らしい・かわいい娘」というイメージの、キュートなデザインのお洋服です。

 ただ、デザイナーの西脇智代氏自身が素敵な大人の女性なので、若い女の子向けというよりは、いつまでもかわいらしさを失いたくない女性をイメージしているようです。生地、素材を選び抜き、プリントもオリジナルプリントです。

 私が気に入ったのは、王冠のマークのプリント、ニットのチュニック風ワンピースなど。とてもキュートでした。それと、半端丈パンツ。ツイード素材とスエット風のプリントの半端丈パンツで、ブーツカットのように裾がフレアーになっていて、裾周りにはレースをあしらっています。セレクトショップ「Q」で扱っているそうです。

●「Billie sing the blues・・・」

 デザイナーは山本浩史氏です。女の人のイラストが総柄になっているプリントが目に留まりました。

 インクジェットプリントのテンセル100%スカートとブラウスで、クラッシックなパターンです。ヴィンテージライクの細身のジャケットは肩がパフスリーブになっていて、素材はフラノウォッシュ加工です。

 そのほか、圧縮ウールのミリタリー調金ボタンのジャケットやレースのニードルパンチ加工のジャケットなど、全体にジャケットのアイテムが多く、ヴィンテージテイストのブランドです。その割にプライスがとてもリーズナブルで、ジャケットは2万円台が多く、スカートも1万4000円からでした。

 CV以外では、雑貨で気になるところがありました。

 「Purple Found Diamond」というブランドは和柄のシューズ、帽子、腕時計などを出しています。とにかく、「安カワ」と言えるくらい、安くてかわいのです。 パンプスが5000円、ショートブーツが7000円、腕時計が3000円というぐらいの感じです。このブースは全体の中でも一番活気があったように見え、たくさんのバイヤーさんがオーダーの順番待ちをしていました。

 地方都市からの出展も充実していました。兵庫県豊岡市から参加した「TOYOOKA KABAN(豊岡カバン)」の「ラ・ケージ(ケージバッグ)」は金属のフェンスのような網カバーで覆われたバッグの中にポーチが何個もぶら下がっているデザインです。機能性とデザインが一体化した商品で、「アイデア賞!」といった感じです。ファッション産業都市を宣言している金沢も参加していました。新進デザイナーを中心に洋服も雑貨も充実していたIFFでした。

[関連サイト]
・「Purple Found Diamond」の公式サイト
http://www.pfdshop.com

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