伊勢丹新宿本店(東京・新宿)で「グッチ(GUCCI)」の最新ライン「グッチッシマ(Guccissima)」の取り扱いが始まりました。販売スタートに合わせて、本館1階の「ザ・ステージ」で、1960~70年代のバッグコレクションを展示していました。
先行発売ということで、早速、行って来ました。ただ、60~70年代のアーカイブを見たかったというのが、本当の目的です。アーカイブは数点展示されていました。
新クリエイティブディレクター、フリーダ・ジャンニーニ氏の代表的な作品は「フローラ」です。「グッチ」が60年代に女優で後のモナコ王妃のグレース・ケリーのためにデザインした花のモチーフのスカーフプリントをバッグ、靴、小物に使用したコレクションです。
そして、今回の「グッチッシマ」。イタリア語で「issima」とは、英語の「est」のような物で、最高級の意味です。最高級レザーを使い「GG」のロゴや、ホースビット(馬具)など、歴史的なアイコンを、エンボス加工などの技術で表現、歴史と現代がミックスされた作品です。
特にこげ茶のようなチョコレートカラー色が印象的でした。カタログを頂戴したところ、とても高級感がある厚めの本のようなカタログで、CD―ROMが入っていました。CD―ROMの中身は、「グッチッシマ」を作る工程の映像でした。伊勢丹でも映像が流れていました。職人さんたちが一つ一つ丁寧に作っている姿が収められています。
32歳のジャンニーニ氏はヴィンテージが大好きで、「グッチッシマ」は実際に彼女の私物や、「グッチ」のヴィンテージコレクションがアイデアの源になっているそうです。彼女は乗馬スタイルも好きだそうです。
確かにクラッシックな香りがします。
個人的には、ボストン型のミディアムドーム ダークレッドスエード ダークレッドホースビットレザートリミングのバッグ(15万5400円)が気になりました。
重厚でクラス感のある「グッチッシマ」は過去の復刻版のような雰囲気があり、今まで持っていなかったバッグの一つとして購入する方も多いでしょう。