(2005/8/18) 「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」

ひいきにしている映画館「VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ」(東京・六本木)で「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」を観ました。

 この映画館の造りが大好きです。椅子もいいし、前の席に座った人の座高がどんなに高くても、前の人の頭が視界に入りません。

 今回は夜の部だったので、「プレミアスクリーン」で観ることにしました。3階で受付した後、レストランとバーのコーナーへ。バーテンダーは全員外人で、何だかいい雰囲気です。1ドリンク付きですので、ドリンクをオーダーした後、開演時間まで4階のプレミアスカイラウンジとプレミアガーデン(日本庭園)へ。映画の始まる前に少しリッチな気分。

 いよいよ「プレミアスクリーン」の上映室へ。こぢんまりとした室内。大きめの椅子の間には、飲み物を置けるミニテーブルがあります。椅子はたっぷりリクライニングでき、足はつま先まで伸ばせます。

 ブランケットも常備されていて、まるで飛行機のビジネスクラスのようです。高級感が売り物のヴァージンアトランティック航空がグループ内にあるだけに、そのイメージを意識しているのでしょう。とても優雅な気分で観れます。

 さて、肝心な映画の内容です。SF物って、あまり「感動する」というイメージがないのですが、この映画は胸にジーンとくるものがありました。※以下はネタバレの部分がありますので、映画を見ていない人で、ストーリーを知りたくない人はご注意願います。

 最初の辺りの戦闘シーンは少し長く感じて退屈気味でしたが、主人公のアナキン・スカイウォーカーが「ダース・ベーダー」に任命されたところからおもしろくなってきました。

 悪役の「ダース・ベーダー」がどうやって生まれたか、が描かれています。

 主人公のアナキンが愛するパドメを守るために、自ら悲劇的な展開を招いていきます。パドメを守るために、罪のない子供たちまで殺していき、表情も変わっていく・・・。そして最後にアナキンとオビ=ワンが戦うシーンは観ていて辛いものがありました。足を切られ、体が燃えていき、醜い姿になってしまい、「おまえを一生恨んでやる」と叫んでしまった瞬間から、大事な何かを捨てて「ダース・ベーダー」に生まれ変わったのだと思います。

 悲劇の運命というか、宿命のようなものを感じてしまう、哀しく切ないエピソードです。

 個人的には「オペラ座の怪人」の主人公、ファントムの愛の表現に似ていると思いました。

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