パリやロンドンで活躍しているグラフィックデザイナー・デュオの「イッシュ&カール(Ich&Kar)」の作品展が東京・代官山のギャラリー・スピークフォーで開かれました。「イッシュ&カール」は「シャネル」や「イヴ・サンローラン」のファッションショーの招待状をはじめ、レストランのメニューやポスター、カレンダーなどジャンルにとらわれない衣食住における幅広い活躍をしています。
会場には様々なポスターやウォールペーパーなどが張られていました。中でも目を惹いたのが、ロンドンのレストラン「モモ」のために毎月作製したというカレンダーです。カレンダーというよりはアートポスターような物です。
「イッシュ&カール」の作品には、シュールでいながら暖かみがある作品が多く見受けられます。色使いもアースカラーが多い。
モチーフも木に生えた葉っぱが手のひらになっていたり、ハートの中に目玉があり、そこから涙が流れていたり。ファンタジックです。
今の現実や社会を深く掘り下げ、表現している作家だと思います。ファッション雑誌でも活躍している彼らのこれからのさらなる活躍が楽しみです。