東京・青山のスパイラルガーデンでアパレルメーカー、ルック主催の「marimekko展」がありました。 会場内は「マリメッコ」独特のプリントのファブリックが垂れ下がっていました。
「マリメッコ」の歴史やデザイナーたち(代表的なテキスタイル・ファッションデザイナー22人)が紹介されていました。「マリメッコ」ショップでは限定のワインバッグなどが販売されていました。
1951年にフィンランドで設立されたテキスタイルの会社です。大胆な色使いと特徴のあるデザインはあまりに斬新過ぎたため、当時はあまり受け入れられなかったようです。そこでプリントを生かすために衣類を中心にしたコレクションを発表したところ、評判がよく、世界に広まっていったそうです。
60年にケネディ米大統領夫人のジャクリーヌ・ケネディが「マリメッコ」のワンピースドレスを1度に7着も購入した記事が新聞の見出しとなり、「マリメッコ」の名がアメリカ国中に広がったそうです。
私の中の「マリメッコ」は何といっても大きなお花柄のプリント。大胆な色使いが印象的です。
どこか、ロンドンのブランド「BIBA」をも彷彿とさせる雰囲気もあります。ただ、BIBAのようなヒッピーな雰囲気がなく、どこかやさしいあたたかい感じがするのは、「マリメッコ」の素材感が全て綿だからという気がします。展示会場に飾ってあったヴィンテージのワンピースもやわらかい雰囲気でした。
大胆な色使いと柄なのに素材がナチュラルです。森や自然に囲まれているフィンランド人にとって自然というものが生活に根ざしたものだからだと感じます。
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