「ALEXANDER WANG(アレキサンダー ワン)」の2017-18年秋冬シーズン向けメンズコレクションが発表されました。アーバン、機能性、アメリカンスポーツウェアのアイコニックなコードを引き続き発展させたプレッピーの要素を融合させ、憂鬱なアメリカの郊外にスポットライトを当てています。
1980年代のアメリカの郊外の歪んだユースカルチャーに代表されるセクシュアリティ、スポーツ、自動車、フィルムなどのモチーフを大胆なグラフィックに落とし込んだリラックスシルエットは、非日常と日常の絶妙バランスを表現しています。
今回のコレクションのストーリーの主人公的はベッドルームにロバート・パーマーのガールズのポスターを貼ったり、スティーブン・キングの本を読んでいそうな若者。サイエンスフィクション調のイナズマやフォレストカモのプリント、バイクに乗ったセクシーな女性のパッチ、レイヤードされたテキストなどのグラフィックワークを通して、ダークで魅惑的なストーリーが語られています。
シャツやTシャツといったクラシックアイテムに、ピンナップというディテールを写し込んでいます。ジャガード素材のパッチを使い高級感を出しました。ウォッシュをかけた、ヘビーツイルのデニムは機能性を重視し、ラボコートやクロップドパンツに使用しています。
「DISPO」という文字が刺繍されたビーニーは機能性とラグジュアリーの破壊に対するワンのアンサー。モトクロスのウェアに使われるストライプ柄を取り入れたアウター、フリース、チノが登場。レフェリーのスタイルからインスパイアされたジャガード織りの格子柄のウールのコーチジャケットにポロシャツとリラックスシルエットのトラックパンツをあわせたスタイリングを提案しました。
ターコイズをあしらったクラシックなループタイをディテールに使ったフーディーはウェスタンスタイルを連想させます。タキシードツイルとシアリングを使ったラグジュアリーなトラッカージャケットも新作として登場。バッグはシンプルなバックパックとソフトカーフスキンかテクニカルな機械編みのチェックで展開するウェストポーチが新作。シューズはクレープソールのブーツとソールの先にトーキャップをフィーチャーしたヘビーソールのワークブーツを用意しました。
17-18年秋冬シーズンから「ALEXANDER WANG」はメインラインと「T by Alexander Wang」のラインを統合し、一つのコレクションとして提案していきます。 カジュアルでリラックスしたアイテムから斬新なテクノロジーや素材、ストリートウェアからインスパイアされたグラフィックウェアからリュクスなアウターなどのハイエンドまでの幅広いラインナップを提供していくそうです。
ストリートやNY、ロックなど、持ち前のテイストを存分に発揮した17-18年秋冬コレクション。反抗や自由、ユースカルチャーなどの気分も宿らせてあって、クールでアーバンな着姿に仕上げられそうです。
ALEXANDER WANG
www.alexanderwang.com