「TORY BURCH(トリー バーチ)」は2017年9月8日、ニューヨーク・ファッションウイークで2018年春夏コレクションを発表しました。
ランウェイショーは博物館の庭園で芝生の上をモデルが歩く形式が選ばれ、さながらガーデンパーティーのよう。若々しくナチュラルなカラーパレットもリュクスな庭園の風情。伸びやかさとエレガンスを自然に融け合わせていました。1970年代を代表するインテリアデザイナーのデービッド・ヒックスが遺したオリジナルスクラップブックからインスピレーションを得ています。
現代的でイージーなコレクションが提案されました。シルエットはリラックスしたシェイプが多く、エフォートエスな気分を象徴しています。スラウチなワイドレッグパンツ、ボヘミアンカフタン、スカーフから切り取ったラップドレスは、プレッピーなシャツとクラシックなトレンチコートとの間でバランスをはかり、フェミニンで親しみやすそうです。
カラーパレットはさわやかなホワイトをはじめとする、控えめなニュートラルカラーが、ポピーレッド、タンジェリン、てマスタードイエローといった楽しげなカラーと並列。リーフグリーン、スモーキーピンク、シャンブレーがコレクションを完成させています。
万華鏡モチーフ、幾何学模様など、大胆なプリントとパターンのミックスが目を楽しませます。アイリス柄のプリントはヒックスの庭園に対する愛を象徴しています。モロッコから影響を受けたパターンは、彼のグローバルな影響力に対して敬意を表しています。
素材はドレープシルク、カシミヤ、柔らかいクレープは、ビーチタオルとナチュラルなバケッタカラーのアクセサリーから作られたデザインによって強調され、リラックスしたトーンを生み出しています。シルクの上に縁どられたレースは、インテリアデザインのコンセプトが描かれたコットンとの対比を生み出しています。グラフィカルなボタンと、流行のおもちゃ「ハンドスピナー(Fidget Spinner)」がコレクションに特別な印象をもたらしていました。
スタイリスト: ベンジャミン・ブルーノ
ロケーション: クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館 ザ・アーサー・ロス・テラス &ガーデン
セットデザイン:ランドスケープアーキテクト ミランダ・ブルックス
音楽: 総合プロデュース ミシェル・ゴベール
Voigt & Voigt’s “Tribute To A Greek God”
Superpitcher’s “In My Head” (feat. Fantastic Twins) Clarian’s “Ankh”
ビューティ: メイクアップアーティスト ダイアン・ケンダル&M·A·C プロチーム ヘア Guido(Redken)
TORY BURCH
www.toryburch.jp