ニットに定評のあるイタリアのブランド「AGNONA(アニオナ)」が2018年春夏コレクションを発表しました。クリエイティブディレクターのSimon Holloway(サイモン・ホロウェイ)氏はカラフルな装いを提案し、着姿を若返らせています。
ペールイエロー、ラベンダー、ミント、ライム、ヒスイ、ラズベリーなどの色がルックを彩りました。バイカラーのレザーベルトは二重、三重に巻かれ、リボンのよう。サンダルはマルチカラーのスネークスキン、スニーカーはカシミアのストライプ刺繍で飾られています。
「アニオナ」のクチュール文化にスポーツウェアのフィーリングを吹き込みました。英国のポップアートを代表する画家、David Hockney(デヴィッド・ホックニー)の作品から着想を得て、たくさんのブライトカラーを取り入れました。白いTシャツの上にラベンダー色のセーターを重ねて、ラズベリー色のブレザーからのぞかせ、ライム色のパンツを合わせたルックは多彩なカラーパレットを象徴しています。
アメリカンスポーツウェアに新たな解釈を試みました。キモノ、ポンチョ、チュニックとソフトラップスカートのセットアップ、スラウチパンツ、ホワイトティーシャツなどがキーアイテムです。ダブルレイヤードジャケットとコート、ケープはサイドと腕の下はオープンになっていて、リボンやテープで留めることも、開けたままで着てリラックスしたムードを強調することもできます。
ニットウェアは18ゲージのフェザーウエイトカシミアと6つの鮮やかな色のグラデーションシェードで編まれました。まるでシャツのように軽いラムスキンがニットウェアとの好相性を発揮しています。若返りやカラフルが18年春夏シーズンの目立った傾向となっていますが、「アニオナ」はさらに素材の上質感や手の込んだディテールで格上の装いに仕上げていました。
AGNONA
www.agnona.com