「CALVIN KLEIN(カルバン・クライン)」は2018年2月14日、2018-19年秋冬・ニューヨ-ク・ファッションウイークで「CALVIN KLEIN 205W39NYC」の18年秋コレクションのランウェイショーを開催しました。マンハッタンの金融街にあるアメリカン証券取引所という、アメリカの富を象徴するような、異例の場所での発表となりました。
チーフ・クリエイティブ・オフィサーのRaf Simons(ラフ・シモンズ)氏は「今回のコレクションは、カルバン・クラインに対する私の思想―アメリカ社会に対する考察―が進化したものですが、さらに幅広く、ユニバーサルなものになっています。アメリカ大陸の発見、1960年代の宇宙開発競争、21世紀の情報化時代について、旧世界と新世界の出会いを象徴的に表現しています。民主主義の観念を反映して、文化の階層は一切ありません。ここで組み合わされているものは、それらの意味、それらの持ちえる物語から服を解放し、コラージュとして何かこれまでとは違うもの、異なる夢の発見へといざないます。他の何よりも、今回のコレクションは自由を表現します。これこそが、アメリカ、そしてカルバン・クラインを定義付ける言葉です」とコレクションに込めた思いを説明しています。
「LANDSCAPES:風景」と題されたランウェイショーは、映画撮影用の防音設備を施したスタジオを思い起こさせる、大規模な場所で開催されました。背景はカルバン・クラインが最近発表した作品を再構成したものです。18年春のキャンペーンで使われた、19世紀の大草原の納屋を背景に、インスタレーションが並びました。納屋の囲いにはアンディ・ウォーホルのビルボード大の作品の写真が貼り付けられ、その傍らにはエアダクトの管が飛び出して、異星にある科学実験室の雰囲気を漂わせています。床にはポップコーンが吹きだまりのように厚く敷き詰められ、遠くから見ると雪のように見えるという、凝った演出になっています。
コレクションと会場では、カルバン・クラインとアンディ・ウォーホル美術財団との間で進行中のマルチコラボレーションが紹介されました。1949年から劇場用短編アニメーションとして公開されたワーナー・ブラザーズのルーニー・テューンズのキャラクターであるワイリー・コヨーテとロード・ランナーも採用されています。
ベルギー出身のラフはアメリカ文化や服飾史をモダンに読み替えました。顔を残してすっぽり覆った、宇宙服ライクな装いや、シャイニーなシルバーのビッググローブ(手袋)はフューチャリスティックなムード。つややかなサイハイ・ブーツにも工業的な雰囲気が漂います。どこかノスタルジックな風情のセーターやニットベスト、ワンピースを組み込んで、アメリカ的風景への郷愁を忍び込ませています。レオパード柄のコート、オーバーサイズのチェック柄アウターなどで、多彩なモチーフを取り入れ、着姿を盛り上げていました。着丈が長めの羽織り物が朗らかな量感を生んでいます。スーパーワイドのパンツ、全体が透けるロングドレスなどが複雑なレイヤードを組み上げていました。
EDITORIAL CREDIT: CALVIN KLEIN 205W39NYC
ART CREDITS:
Artwork by Andy Warhol featured on garments ©/®/™ The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc.;
Looney Tunes and all related characters and elements © & ™ Warner Bros. Entertainment Inc.
IMAGE CREDIT – RUNWAY LOOKS: © 2018 Giovanni Giannoni
IMAGE CREDIT – EVENT, PORTRAITS + FRONT ROW: © 2018 BFA.com
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