「Max Mara（マックスマーラ）」2018-19年秋冬ミラノコレクション

「Max Mara（マックスマーラ）」はミラノ・ファッションウイーク期間中の2018年2月22日、2018-19年秋冬コレクションを発表しました。

レオパード柄のセットアップが示すように、新たなパワードレッシングを打ち出しています。同じレオパード柄の細身パンツの上からペンシルスカートを重ねたルックは、トップスもロングコートもレオパード柄で、ワイルドで凜々しい着姿にまとめ上げられていました。

つやめきを帯びたレザーも多用され、タフでクールな女性像を描き出しています。色は黒主体で、細いピンストライプ柄、アイコン的なキャメルカラーもマスキュリンなムードを醸し出しています。

シルエットはオーバーサイズが自信や余裕を印象づけています。ボトムスを細めにして、量感の落差を際立たせました。繰り返し登場したフリンジ使いはウエスタンの気分を呼び込みます。

1980年代のパワードレッシングはエグゼクティブ女性のイメージが強かったのですが、今回の「マックスマーラ」版は不敵で挑戦的な大胆さを帯びています。レザーのサスペンダーにも迫力が感じられます。女性の顔を描いたイラスト柄をＴシャツにプリント。ブランドロゴも添えました。

女性のポジションがさらに高まり、仕事を離れても自信やプライドを持つ人が増える中、オンとオフをしなやかに泳ぐ2018年の女性たちに向けた新パワードレッシングが提案されていました。