「Maison MIHARA YASUHIRO(メゾン ミハラヤスヒロ)」の2018-19年秋冬コレクションのショーが2018年3月28日夜、秩父宮ラグビー場で開催されました。ブランドスタートから20周年を迎える、記念すべき節目のショーです。コレクションテーマは「PROTO-TYPE(プロトタイプ)」。
ジャズバンドの演奏に続いて、ショーが始まったかと思えば、いきなりホイッスルの音が会場内に響きました。そして、大きなトラックがランウェイのほうまで近づいてきました。トラックから出てきたのは、ヘルメットとワークウエアに身を包んだ、全身オレンジの作業員。それは何と三原康裕氏ご本人でした。そして、三原氏の誘導に従って、トラックの中からモデルが次々に飛び出してきて、ランウェイを歩き始めました。
ストリート感の豊かなスウエットパーカやブルゾン、ダウンジャケット、ジャージなどのアイテムにミックスされていたのは、ミリタリー、スポーツ、アスレジャー、アウトドアなど、様々なテイスト。いずれも三原流のアレンジが利いています。ピンストライプのパンツスーツの上にはミリタリー風ブルゾンをオン。
DC SHOES(ディーシーシューズ)のロゴがプリントされたTシャツやシューズはスケーター気分を感じさせます。スウエットパーカのシューレースはヴィンテージ風のスカーフになって、レトロとスポーツが融け合うかのよう。
一方、寸法メジャーがパーカのコードになっていたり、首からネックレスのようにぶら下がっていたりと、遊び心もたっぷり注ぎ込まれていました。ブランドの特徴的な巨大化したジップや引き手もアイキャッチーなアクセントに。
フィナーレでは三原氏がやんちゃな笑顔をたたえてランウェイでポーズ。会場内は大きな歓声に包まれました。ファッションの楽しさ、自由度、多様性を実感できた、素敵なショーでした。
MIHARA YASUHIRO
http://www.miharayasuhiro.jp/