「Max Mara(マックスマーラ)」は2018年6月4日、創業の地であるイタリアのレッジョ・エミリアで2019年春夏リゾートコレクションを発表しました。イタリアを拠点に創作活動を行った、前衛アーティストたちの作品からインスピレーションを得ています。
ファッションショーは、それらのアーティスト達の作品が所蔵されている美術館、コレッツィオーネ・マラモッティで開催されました。 エクリュ、アイロングレー、ミッドナイトブルー、カーボンブラックなど、コンセプチュアルアートの先駆者たちが好んだ、ナチュラルでベーシックなカラーパレットが、マックスマーラの上質な生地とマッチしています。パッチワークと波状のプリーツ、フリル、結び目、紐、カリグラフィープリントなどのディテールは、前衛アーティストたちの作品からインスピレーションを得たものだそうです。
シルクオーガンザとキャメルヘアでつくられたマニッシュなオーバーサイズのコートも披露されました。こちらは、コレッツィオーネ・マラモッティに所蔵されている、20世紀のイタリアのアーティスト、アルベルト・ブッリ氏の作品『Sacco e Rosso』の、麻の袋を縫い合わせた繊細なレイヤードをイメージしています。
生キャンバスの微妙なニュアンスをイメージした、キャメルとシルクを贅沢に使ったスーツは、ラグジュアリーを新たなレベルで表現しています。マックスマーラの代名詞であるコートでは、ピュアキャメルの新作ダブルフェイスコートや、ケープのようなボリューム感のコート、表がカシミヤ、裏がテクスチャーのあるナイロンのリバーシブルコートなどが提案されました。
マックスマーラの創業者、アキーレ・マラモッティ氏は収集したアートコレクションを2007年、「コレツィオーネ・マラモッティ」として一般公開しました。アートとファッションの親密さは近年、深まるばかり。早くからアートとの関連が深かったマックスマーラにとっては、そのエッセンスを注ぎ込んだようなコレクションを発表する舞台として、これ以上の場所はなかったようです。
Max Mara
https://jp.maxmara.com/