フランスの老舗メゾン「Courrèges（クレージュ）」は、アーティスティック ディレクターのYolanda Zobel（ヨランダ・ゾーベル）氏が手がけたデビューコレクションを2018年10月3日、パリで発表しました。「The Future Is Behind You」と題された2019年春夏コレクションは工事中の店舗で披露されました。
ゾーベル氏は、クレージュの歴史とストーリーに深く入り込み、スポーティで楽観主義的、ポップなエネルギー、開放的なシルエットとアイコニックな衣服を披露。ポストプラスティック、ポストスポーツウェアと呼べる提案です。
ベージュのトレンチコート、非対称のリブ編みニット、アイコニックなミニスカートなどがキーピースに選ばれました。多くのアイテムを耐久性に優れたコットンでつくり、パステルピンクやグリーンなどの色合いで装飾しています。
サステイナビリティ（持続可能性）が重要なテーマに据えられています。表面に加工を施したビニールは、クレージュの象徴的な素材ですが、今後はプラスティックの製造を止めるそうです。「プラスティックの終わり」と題したプロジェクトショップも、パリの旗艦店に隣接するポップアップスペースにオープン。ゾーベル氏による新たなクレージュはデザインにとどまらず、フィロソフィーや倫理の面でも新たな取り組みを始めたようです。
Courrèges
https://www.courreges.com/
