「ALEXANDER McQUEEN(アレキサンダー・マックイーン)」の2019年秋冬プレフォールコレクションが2019年5月に公開されました。ブランドの真髄である、マスキュリンでありながらフェミニンという対比を体現しています。
2019年秋冬メンズコレクションにインスパイアされ、ブリティッシュヘリテージファブリックで作られたコートは再構築されます。プリンスオブウェールズチェックは拡大され、1950年代風のツイードコーティングが施されました。
ドレープがあしらわれた、プリンスオブウェールズチェックとハウンドトゥースチェックのトロンプルイユ(だまし絵)・コルセットジャケットは、流れるようなダブルサテンのハーフ ドレープスカートやドレス、強調されたシルエットのペグトラウザーとコーディネート。オーバーサイズトレンチコートの背中部分に、プリンスオブウェールズチェックのテーラードを組み合しているように、ハイブリットウェアへの探求は続きます。
ルビーレッドのオフショルダーのシルクダッチェスドレスは、ブラックレザーベルトと組み合わせました。ウォッシュド加工されたダッチェスサテンドレスや、ウールシルクのトラウザースーツは、誇張されたバラがコラージュされ、プリントや刺繍で施されています。
強調されたショルダーのトロンプルイユタキシードジャケットは、地面をかすめるほどのワイドレッグトラウザーとの掛け合わせ。スカラップレースは、オーガンザドレスの胴体部分とスカートの裾をなぞるように施されています。
1950年代イングランド北部の街を思わせるムードが漂います。クラシックや英国調、テーラード、マニッシュなど、トレンドの主要テーマを印象づけるコレクションは、秋本番より一足早く、モードの秋を感じさせてくれそうです。
ALEXANDER McQUEEN
www.alexandermcqueen.com/jp