「Michael Kors Collection(マイケル・コース コレクション)」のランウェイショーがニューヨーク・ファッションウィーク期間中の2020年2月12日、ウォール街にあるアメリカン証券取引所で開催され、2020年秋コレクションが発表されました。
テーマは“COZY GLAMOUR”。片田舎の別荘を思わせる雰囲気にしつらえられたショースペースから、カントリーミュージックの新鋭、Orville Peck(オーヴィル・ペック)が奏でる音楽に乗せ、今コレクションのインスピレーションである「都会の磨かれたセンスとくつろいだ気品の融合」を表現したショーとなりました。
「田舎暮らしのプライベートで居心地良い感覚を取り入れ、それを、都会の環境に必要な垢抜けた豪華さと融合させるにはどうすればよいのかを考えています」と、マイケル・コース氏は語りました。
「自然」を意識した今コレクションのテーマを反映し、ショーに登場するアイテムの中にも再生素材や再生織糸を使用したものがありました。こうしたアイテム以外にも、資源調達方法が明確化され入手した繊維ファブリックが使用されています。
以前から採用しているライブ配信のほかにも、新たな発信や販売の取り組みが取り入れられました。Instagramのファッションリーダー、Mary Leest(メアリー・リースト)とJessica Wang(ジェシカ・ワン)のフロントロウルックは、Instagram上で直接購入することができます。Instagramのストーリー機能を使って、舞台裏の様子、ショーの詳細などを知ることができます。Snapchat上で会話に参加することもできます。
「都会から離れ、自然の中で元気を補給する時間をとってみる、というアイデアを追求するものとなっています」というコース氏の言葉通り、現代人が忘れがちな穏やかでのどかな時間にふさわしい装いが提案され、ナチュラル志向が強まる今のモードにマッチした提案となっています。
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