「Plan C(プランシー)」はミラノ・ファッションウィーク期間中の2020年2月21日、4シーズン目となる2020-21年秋冬コレクションを発表しました。これまでのブランド本社ショールームから会場を移し、Via Cernaiaの地下会場の暗闇に様々な影を映し出した、プレゼンテーション形式での発表となりました。
クリエイティブ・ディレクターのCarolina Castiglioni(カロリーナ・カスティリオーニ)氏は、特別な素材、リッチなカラー、シャープなカッティングでコレクションを構成。エッジの効いたツイストを加え、ミックス&マッチとレイヤードスタイリングによってユニークなルックを造り出しています。
ボリューム感が強さを表現し、アシンメトリックなカットがプレイフルな贅沢さを加えます。レイヤリングで遊び、ストライプのニットケープはテーラーリングの要素を加えたダブルブレストコートの上に合わせ、プリーツのミニスカートは微かに広がるスリムパンツとマッチング。
スポーティーで都会的なバイブがカラーブロックのジップカーディガンやキルトパフジャケットから感じられます。コントラストカラーのポケットは、ローブコートの後部に現れ、カロリーナの娘が描いたブランドのシグネチャー“ビアンカ”がラバーパッチで様々なアウターウェアやベルティッドジャケットに登場します。
ジャケットはラッカードファブリックからミリタリー感漂うフェルトウールなど幅広いマテリアルで揃えました。 カロリーナの娘、マルガリータが映画館で3D眼鏡をかけている絵など、ブランドが愛するナイーブなプリントは今季もTシャツ、スウェットシャツ、バッグや仕立ての効いたトレンチコートの後部にも見られます。
チャンキーなソールのブーツ、ダービーシューズやメタルバックル付きのグラフィカルなヒールが都会的で洗練された機能性でコレクションをまとめます。アイコニックなコーティッドキャンバスのプリントバッグには新色イエローが加わり、レザーのクロスボディバッグはタイムレスなエレガントさを醸し出します。
フェミニンとマスキュリン、洗練された美意識とエキセントリックなクリエイティビティが同居。シリアスになりすぎないムードは、伸びやかな装いに導いてくれます。