「UJOH(ウジョー)」はパリ・ファッションウィーク期間中の2020年2月26日、2020-21年秋冬コレクションを発表しました。発表の場をミラノからパリに移してから初めてのランウェイショーです。
前後左右が揃わないアシンメトリー服や、長いスカートを切り落としたタブリエなど、意外性を帯びたアイテムを披露。マニッシュなライフジャケットも目新しいウエアです。
異なる2着の服を、強引に合体させたようなレイヤードを組み込んだウエアは複雑な見え具合。持ち味のカッティングが冴えるテーラードアイテムが凜々しく端正なたたずまい。ストライプ柄の品格ルックは、紳士服の装いを解体・再構成しています。
ジャケットの着丈を伸ばし、両袖をカットオフしたようなウエアは「テーラード・ワンピース」と呼べそうな着映え。入り組んだカッティングを施して、トリッキーなレイヤード風に仕上げた「崩しスーツ風」のセットアップは、品格とウィットを同居させています。