「GIVENCHY(ジバンシィ)」はパリ・ファッションウィーク期間中の2020年3月1日、2020-21年秋冬コレクションを発表しました。
アーティスティック・ディレクターのクレア・ワイト・ケラーは、アートシアターのスクリーンに映し出される、とらえどころのないヒロインの不完全な美しさを湛えた、銀幕の世界の魅惑を表現。ブラック、ホワイト、チェリーレッド、タバコブラウン、カーネリアン、コバルトといったモダンなカラーパレットのグラフィカルなストーリーがサルトリアルスタイルを強調しています。
シャーリングブラウスと細いプリーツのシフトドレスはマルベリーのシルククレープ素材。切りっぱなしのカットとコラージュ生地が、ボリュームで抑圧されないエレガンスを印象づけます。
パゴダショルダーのケープとコートは、ダブルフェイスのメルトン生地で仕立てています。カスケードプリーツや刺繍に用いられたミッドセンチュリー風のスタイルがアポストロフィ、ストライプ、スクエア、パターン、刺繍の反復によって飾られています。
アクセサリーコレクションは、スリムなウェッジヒールやレースアップサンダルが印象的。そしてオートクチュールで登場した‘傘’ハットを柔らかいフェルトで再現しています。
力強い女性のボディランゲージに見え隠れするセンシュアルでミステリアスな魅力を感じさせます。女性の複雑な内面を映し出すようなコレクションを打ち出しました。