英国ブランドの「STUDIO NICHOLSON(スタジオ ニコルソン)」は2020年リゾートコレクションで、強く生き、自身のフェミニティを表現するために、何者をも恐れない女性像を描きました。
今季コレクションには、フェミニティが加わった切れ味のある構築的なシルエットが一貫されています。柔らかさとテクスチャー効果を意識した、ニットウェアやシルキーなパラシュートナイロンのアイテムはさらにバリエーションに広がりをもたせています。涼しげにコーティングされたコットンは、ギャザーを寄せた繊細なボリューム感により品の良さを併せ持つパンツに仕上げています。
またインダストリアルデザイナーの巨匠、ディーター・ラムスがブラウン社のためにデザインしたクラシックラジオのカラーとテクスチャーを、そのまま今回のコレクションへのカラーパレットとファブリック、そしてトリミング装飾に落とし込みました。そのテクスチャーはチョークのようなざらっとした質感とラバーの質感どちらも持ち合わせる落ち着いた質感です。
「スタジオ ニコルソン」のデザイナーはニック・ウェイクマン(Nick Wakeman)氏。2011年春夏コレクションでデビューしました。新コレクションでは最先端テクノロジーではない、一昔前のアナログ音響機器に着目。急ぎすぎないスローライフの価値が見直される、今の時代感にマッチした提案と言えそうです。
Homepage: https://www.studionicholson.com/collections/spring-sale