「MAXMARA(マックスマーラ)」は2020年7月6日、ミラノで2021年リゾートコレクションを発表しました。今回の2021年リゾートコレクションは「理性とロマンス」がタイトルに選ばれています。
帝政ロシア時代の王室文化が息づくサンクトペテルブルクから着想を得ています。ハンカチーフヘムスカートはダブルフェイスのチュニックと組み合わされました。ドロップウエストが特徴的なドレスは、ミルキーホワイトのテディベアコートを上に重ねています。
王族や貴族の衣装からインスピレーションを得たのが、タキシードカラー(襟)を強調するアンティーク風のブレード装飾、そしてコソヴォロートカ(ロシアの伝統的な民族衣装のシャツ)を新解釈したアイテムです。
くすんだ色彩が絶妙なロココ・フローラルのモチーフは、ユスポフ宮殿の大広間から取り入れたものです。このコレクションのストーリーの中心をなす様々なコントラストをつなぎ合わせながら、新構成主義を感じさせる融合をもたらしています。
クラシックな装いが再評価される中、ロシア王朝文化にインスパイアされた今回のコレクションはロイヤルな気品や歴史の薫りを帯びています。上質な素材感や、古典的なディテールは、貴婦人ライクな装いに導いてくれそうです。