「STUDIO NICHOLSON(スタジオ ニコルソン)」の2020年プレフォールコレクションは、“フリーダム/自由”とういうことをテーマに掲げました。
流れるようなウールの重なり合い、手足を包む美しいドレープが、“自由に”のびのびとした動きをもたらします。ゆったりと大胆にカットされたモダンなレイヤーのトロピカルウールのトップスやスカート、余裕を持ったシルエットのデザインはこの“フリーダム/自由”を表現した代表の一つです。
コレクション全体を通して、インクネイビー、アーモンド、ブラックの色調を追加しながら、シトロン(レモン)、ビートルーツ(ボルドー)、マゼンタ(ピンク)の発色のいい色合いをブレンドしました。ヴィンテージ風のストライプの柄とともにシャープなところと、蛍光ペンのような差し色をあてながら、ニコルソンのパーマネントテーマ “モジュラー・ワードローブ” (なじみやすいスタイル)に組み合わされました。
どんな天候もカバーするシルクミックスのポロニット、クラシックな定番スタイルの脱ぎ着しやすいカーディガンなど、実用的かつ、洗練したデザインを提案しました。
「STUDIO NICHOLSON(スタジオ ニコルソン)」の2020-21年秋冬コレクションは、90年代のファッションと視覚の表現(ビジュアル)にフォーカスしました。
今コレクションの細長くスリム化(引き締まった)したシルエットは、90年代の象徴するスタイルでダイレクトにデザインへと影響されています。タイトなトップス、長めのストレートパンツ、ニットのチューブドレス、ジャストサイズなジャージ。スリムでタイトなスタイルのスタイルは、スタジオ・ニコルソンのトレードマークである“ボリューム(ゆとり)、ラウンドネス(丸み)、ストラクチャー(構築)”に重要なコントラストを与え、新たなモダンで先進的なコレクション生みだしました。
デザイナーのニック・ウェイクマンは、「このコレクションは、私の青春への叙情詩です。90年代は私にとってタイムリーかつ特別で画期的な時期でした。私たちは、友人の服を貸し借りしたり、古着の着まわしをしていました。私たちのワードローブは、なにをどう交換しても私たちのワードローブだったのです。モジュラー・ワードローブです」と語っています。