「SPORTMAX(スポーツマックス)」はミラノ・ファッションウィーク期間中の2020年9月25日、2021年春夏コレクションを発表しました。詩集『草の葉』で知られる作家のウォルト・ホイットマンの詩情あふれる言葉からインスパイアされました。1969年のフランス映画『太陽が知っている』で、小悪魔的な魅力を放った女優、ロミー・シュナイダーの輝くような美しさも今シーズンのテーマの一つです。
ハイテクな素材とやわらかい肌触りの生地を組み合わせました。遊び心のある透け感とカラフルなレイヤードのプリントが輝きを放ちます。体を包み込み袖を強調したオーバーサイズも登場。アシンメトリーなデザインと深く切り込んだネックラインがドレスの肩や背中をあらわに。やわらかいレザーのピュアな軽さとピンストライプなどのパターンのバリエーションを交互に織り交ぜたデザインも打ち出されました。
あざやかで強烈なコレクションのキーカラーは、ソフトでニュートラルな色合いとのバランスが絶妙に計算されたコントラストを印象づけています。透け感のあるニットを重ねることで、色のコンビネーションやシースルーの生地が華やかに際立ちました。絞り染め加工を施したプリント生地は独特のムラや模様が広がり、インパクトのある仕上がりです。
大胆なスクエアとパッド入りの構造に支えられたソングサンダルや、目を引くソールデザインのローアンクルブーツが足元を弾ませます。サイドにメタルピアスをあしらったマキシバッグが目を引きます。メタルとレザーをミックスした未来感覚のクラッチバッグは斬新な見栄え。ビジュー、ブレスレット、ネックレス、ベルトなどのアクセサリーも一段と充実しています。
肉体を通して、魂の物語を語るかのようなコレクション。体のラインを際立たせ、秘めた官能を引き出す装いは、謎めいた女性らしさをまとわせてくれます。
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