「MAXMARA（マックスマーラ）」はミラノ・ファッションウィーク期間中の2020年９月24日、2021年春夏コレクションを発表しました。マルチメディアを 駆使したCorin Sworn（コリン・スウォーン）のインスタレーション「Silent Sticks（サイレントスティック）」は、ルネッサンス期にイタリアで生まれた演劇「コメディア・デラルテ」に着想を得ています。
クラシックな装束を徹底的に現代風にアレンジしました。コントラストをきかせた縁飾りや部分的に配置されたパッチワークには複雑な柄のダマスク織を生かしています。切り込みを入れた袖をケープのように垂らしたシルエット。まるで16世紀の肖像画のようにギャザーを寄せて、大きく開けたネックラインのシルエットにも古風なムードが漂います。
やわらかいカシミアのダスターコート、職人技で 仕立てられたテイラードスーツ、細部までこだわり抜いたトレンチコートが登場。ポプリンのシャツには、プリーツのパンツカラーを引き合わせました。オーバーサイズのサングラスが表情を深くしています。カラーパレットはオーク、アンブラ、シエナ、 ランプブラック、ホワイトに微妙なぼかしをブレンド。ルネッサンス期美術を思わせる装いを、上品に演出しています。
歴史的な装いにインスパイアされた新コレクションは、全体にタイムレスなムード。困難な時代に向き合う女性にふさわしいコレクションが提案されていました。
#MaxMaraSS21
