「JW ANDERSON（JW アンダーソン）」は2021年2月26日、2021-22年秋冬・ウィメンズコレクションを発表しました。ファッションウィークのスケジュールに沿わない独自のスケジュールで、ルックブックに加え、ジョナサン・アンダーソン氏がコレクションについて語るビデオを通しての発表という形式を選んでいます。
今回のコレクションでは、アーティストのDame Magdalene Odundo (マグダレン・オドゥンド)氏とShawanda Corbett (シャワンダ・コーベット)氏を迎え、コラボレーションによって制作された限定のブランケットを含む彼らの作品をフィーチャーし、アートとファッションを並列しキュレーションした試みとなっています。
トーテムポールのような構造にフォーカスを当て、 JW Andersonのウィメンズウェアで頻繁に繰り返される、ボリュームの追求というキーワードが特徴です。ニットウェアは包み込むようなコクーンのシェイプに拡張しています。パンツとトップスのプリントは、日常をシュールに演出します。
チェーンをあしらった堅固なブーツを履いた体を媒介として称え、アートやイメージのように、ファッションがキュレーションされています。ジョナサンからのパーソナルレターに加え、今回コラボレーションしたアーティストとの関係や、今回のコレクションをキュレーションするプロセス、ユルゲン・テラーと再び協業する喜び、そして彼がファッションの未来をどのように見ているかを語るビデオメッセージが、2021年2月26日の17時にJWAnderson.comとブランドのSNSで公開となりました。
ニット素材やコクーンシェイプの醸し出す穏やかで朗らかなムードは、服に安心やくつろぎを求めたくなる、今のおしゃれマインドに寄り添うかのよう。アートやカルチャーとの親密さも、ジョナサンらしさを印象づけています。
