「LACOSTE(ラコステ)」は2021-22年秋冬コレクションを発表しました。クリエイティブディレクターのルイーズ・トロッター氏が手掛ける2021-22年秋冬コレクションは、グラフィカルなスポーティさとリミックスされたクラシカルなスタイルを混ぜ合わせた遊び心のあるスタイル。アクティブなライフスタイルや、ホームウェア、ワーキングウェアにも対応する斬新なデザインです。
落ち着いたニュートラルカラーをベースに、鮮やかな色の生地を使用し、膨張や収縮をするシルエットや、驚くような素材感、コミカルなキャラクターの登場などで目を楽しませてくれます。
炎のようなテニスボール、テニスネットのシャドーチェック、Lのエンブレムロゴに加えて、アーカイブのワニの爪や大胆なワニのヘッドが新しいアイコンを生み出し、まるでコミックのように、シグネチャーであるワニが大きく生まれ変わりました。
ラコステが大切にしているスポーティさに加え、セットアップの概念も様々な方法で覆しています。トロンプルイユ(だまし絵)のシャツ、カーディガン、ジョギングパンツなどがポロシャツのメイン素材であるコットンピケでデザインされ、絶妙にマッチしたスポーツアンサンブルを作り出しています。
テーラリングは、ブランドの創始者ルネ・ラコステのサルトリアルの伝統を反映。ピーコート、ジャケット、オーバーコート、トレンチコートの滑らかで包み込むようなラインに、ニットの襟、ハリを出すためのボンディング、軽いナイロンのキルティングなど、時代に合わせてアップデートしています。
シェルスーツ、パファーコート、キルティングライナーは、ラコステのヴィンテージやデッドストックの生地をパッチワークのように組み合わせて再構築しました。クラシックなスポーツシェイプに新たな幾何学模様を生み出し、数シーズン前からアップサイクルのプロセスも進化させています。
ウィメンズではネオプレンのクロップトップや立体的なショーツが登場。ユニセックスのチノパンは袖口にマジックテープを施し、ネオプレン製のレギンスは足首から上の部分にパッチワークニットのジッパーを付けています。
パリ15区にある近代的なFront de Seine(フロント・ド・セーヌ)の背景が印象的です。格子や曲線、コンクリート、レンガ、タイル、ガラスが混ざりあった建築物を背景に、フォトグラファーのサム・ロックが撮影しました。
スポーティ感とフレンチテイストを兼ね備えたラコステらしい新コレクション。ポジティブ気分が寄り添う装いはポスト・コロナへの期待も感じさせるようです。