「ETRO（エトロ）」は2022年ウィメンズ・リゾートコレクションを発表しました。ウィメンズのクリエイティブ・ディレクターであるヴェロニカ・エトロ氏は、創業当時（1968年）のサブカルチャーに着想を得て、自由奔放なロックのタッチとボヘミアンテイストを融合させました。
「メゾンが創業したのは1968年のこと。それは、バリケードと若者の革命運動の時代でもあり、私たちファミリーには、伝統を重んじる心と同じくらい反骨精神が脈々と流れています。今回のコレクションでは、ロマンティックというよりは、冒険を楽しむ心、オープンマインドの姿勢、そしてエキセントリックであることを表現したかったのです」。ヴェロニカはこう述べています。
スピリチュアルなシンボルや蜘蛛の巣のように表現された、シグネチャーのペイズリー。スタッズやメタルの装飾が、クラフツマンシップを感じさせるインターシャ編み、刺繍やパッチワークなどの贅沢なディテールと相まって、リゾートコレクションにきらめきを添えます。プリントはより大胆に。体にぴったりとフィットするレザーパンツとジッパー付きジャケットはバイカーのサブカルチャーを彷彿とさせます。
一方で、兄でありメンズのクリエイティブ・ディレクターであるキーン・エトロ氏と意見交換をすることによって、マスキュリンとフェミニンのシナジー（相乗効果）、性別を超えたファッションコードも提案。男女ともに着用できるユニセックスなシャツ、チュニック、オーバーサイズブレザーなども登場しています。
2018年に創業50周年を迎えたエトロ。新型コロナウイルス禍を経験して、リスクを冒し、変化を受け入れるというスタンスを提案してくれているようです。
