ニューヨーク発のライフスタイルブランド「TORY BURCH(トリー バーチ)」は2021年9月12日、2022年春夏コレクションを発表しました。女性たちのファッションに変革をもたらしたクレア・マッカーデル(Claire McCardell)によるアメリカンスポーツウェアのレガシーからインスピレーションを得ています。
マッカーデルは女性たちを縛っていたファッションのルールから解き放ち、現実のライフスタイルに合うスタイルを生み出しました。現在のファッションにつながるカジュアルでエレガントなデザインは、1940年代後半の女性たちに自由を与えて、 自己表現を促し、社会進出を促進しました。
2022年春夏の装いは、汎用性、機能性、誠実さ、そして喜びを兼ね備えた、当時の革新的なアイデアを反映しています。シフォンとリネン、ジャージーとイギリス刺繍、ピクニックの要素とマドラスチェックをコラージュしたドレス、エンジニア ストライプと無地を組み合わせたデザイン、カラーブロックのリバーシブルジャージートップスなど、カラー、プリント、 ファブリックのコントラストが印象的です。
太めのベルトや丈の長い帯、ニットのバンドゥでウエストをマークすることによって、フルレングスのスカートやリラックスしたトラウザーを着用したルックのプロポーションをバランスよく仕上げています。
レトロとモダンを融合した優美なテンションを表現。キャットアイのサングラス、彫刻的なシルバー ジュエリーも登場します。Lampshade(ランプシェード)は、1950年代のランプシェードハットを逆さまにしたシルエットの新しいバケットバッグになります。
ポインテッドトゥやラウンドトゥのフラットシューズは、足首のリボンやスタッズがアクセントになっています。1953年に シューズメーカーのCapezio(カぺジオ)と製作したフラットシューズ、シルクコットンのストライプブーツは、マッカーデルのデザインを再現しています。
ソーホー地区に新しくオープンしたショップのすぐ前の通りでランウェイショーやダンスパフォーマンスの後、パーティが開かれ、食事やドリンクでゲストをもてなしました。ワクチン接種の広がりを受けて、ニューヨークのモードシーンに元気が戻ってきたことを印象づけるコレクションです。