「THOM BROWNE(トム ブラウン)」は2021年9月11日に4年ぶりにニューヨーク・ファッション・ウィークにてフィジカルなショー(2022年スプリング)を発表しました。
メトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュートによって開催された特別展「In America」をアメリカ人デザイナーとして支援しています。メットガラではトム ブラウンの衣装に身に包んだゲストで話題となりました。(https://riemiyata.com/fashion/55201/)
再解釈された彫刻的なシルエットが印象的なコレクションを披露しました。すっきりとしたミニマルなシルエットでありながら、エッジが効いた挑戦的なデザイン。トロンプ・ルイユの芸術として彫刻からインスパイアされ、直立したモデルのポーズからは、静けさの中にある確かな存在が立ち上ります。
彫刻のいくつかは欠けているパーツがあるように見せたのは、スリーブレスや袖が片袖ずつ半袖と長袖でアシンメトリーでの表現。クラシカルと前衛が響き合うようなデザイン。ブランドアイコニックなグレーを中心にブルーやレッド、オレンジなども提案し、モダンアートのような色彩構成を見せました。
グレーのシルクの花を手作業でつけた、ファーストルックのケープはアートライクな表情。テーラリングとスポーツウェアにおけるアメリカ人デザイナーへの敬意をコレクションで表しました。