パリデビューから30年目を迎えた山地正倫周デザイナーが手がける「RYNSHU(リンシュウ)」はパリ・ウィメンズファッションウィーク期間中に2022年春夏ウィメンズコレクションをデジタル発表しました。山地りえこ氏が手掛けた香水「1217」を発表したことがウィメンズをスタートするきっかけとなりました。
映画『Alita -Battle Angel-』からインスパイアされた、戦う女性像をイメージしました。女性にパワーを与えたいという想いが今回のクリエーションの原動力になっています。
RYNSHUの特徴である、尖った肩のディテールは強い意志を表し、しなやかなシルエットは繊細に時を刻む砂時計のイメージを立体的なカッティングで強調したバリエーションを展開。コートやブルゾン、ドレスやワンピースなどに斜めに流れる様な白黒のジップを大胆に這わせることで様々なバランスで軽やかに開放的なスタイリングが楽しめるように仕上げました。
素材はシルクをメインとした拝絹ボンディング加工・マルチストレッチ・サテン・オーガンジー・シフォンなどの様々な質感に変化させる事で女性の多面性と品格を、リップ柄の刺繍やレオパード柄はチャーミングでセンシュアルな魅力をスパイスとして。左右非対称の4つの形のミラーピースは身頃や袖にあしらいました。
強さとしなやかさを兼ね備えた女性像は、内なる二面性を示すかのよう。凜々しい着映えは、女性にパワーをもたらすクリエーションと映ります。
RYNSHU
http://rynshu.com/