「MOSCHINO(モスキーノ)」は2022年2月24日、2022-23年秋冬ウィメンズコレクションをミラノで発表しました。ジェレミー・スコット氏は、設備の整った家というコンセプトを選んで、邸宅の様々な家具や意匠をデザインに写し込んでいます。
新しいタキシードジャケットとドレスには、モスキーノの家宝であるハンドルがボタンとして使われています。 ルイ14世時代のドレッサーをモチーフにしたオーナメントや古いお金が、コートやボックス型ジャケット、スカートに姿を変えています。
ボールルームのハープをラペルに見立てた立ち襟ブルゾンは、古いサイエンスフィクション番組に登場するユニフォームを思い起こします。シャンデリアのモチーフや、だまし絵(トロンプルイユ)のドレープに施された細い線の細工が揺れ、ホワイエから退廃的なダイニングルームへと続いていきます。
モスキーノの銀食器が、ボディのゴールドの装飾やハイヒールの ラッピングとして登場します。ダイニングルームのディテールは、ベルベットのセットチェアをストラップレスのドレスに、高くそびえる時計の柱に、シルバーのトレイのビスチェなど、豪華なパーラーへと変化しています。