「Maison MIHARA YASUHIRO(メゾン ミハラヤスヒロ)」が2022年6月24日、パリ メンズファッションウィークにて2023年春夏メンズ&ウィメンズコレクションを発表しました。
ファッションが息抜きの1つになり得ることを、トロンプルイユのユーモアを通して表現しました。古着の転写プリントを重ねたスウェットやメッシュ生地でカバリングしたカットソー、意図的に固定されたパーツ。Maison MIHARA YASUHIROが得意とするレイヤード、ドッキングの手法を用いています。
三原康裕デザイナーが大量生産・固定概念の象徴として好んできたデニム、ミリタリーなどのワークウェア。これらにはエイジングやダメージなど、様々な加工が見受けられ、トロンプルイユの概念による解釈が随所に施されています。
ハンドペイント風プリントなどアイコニックな表現手法もアップデート。トロンプルイユとひもづけて、存在意義をさらに高めました。
コレクションを構成する洋服の多くには、 1950年代から 70年代にかけてのヴィンテージウェアのディテールを採用。部分的な日焼けやボタン跡、服の折り目や糸がほつれた状態を維持するなど、古着によく見られる風景までも忠実かつ作為的に再現しています。
ウィメンズでは縮絨素材を用いることで、ボディラインを強調させたシュリンクシリーズを提案。スニーカーは新モデルの GEORGEがデビュー。1980年代後半から90年代に人気を博したランニングシューズをベースに、粘土で造形したオリジナルソールを搭載しました。
いたずらっぽさや遊び心をふんだんに注ぎ込んだコレクションは、三原氏らしさが全開。おしゃれの楽しさを再確認させてくれました。
STAFF CREDIT
STYLING FOR MENS: MIHARA YASUHIRO
STYLING FOR WOMENS : YUKARI OHTA @ SLEEPINGTOKYO
HAIR: MARTIN CULLEN
MAKE UP : JENNY COOBMS
CASTING DIRECTOR : RENE DE BATHORY
SHOW PRODUCTION : Devi Sok (PARIS) / MICHIO HOSHINA @ PLANKTON (JAPAN)
LIGHTING AND SOUND : LUMIERE AND SON BY LENI
SHOW VIDEO PRODUCTION : INFAS.COM
RUNWAY PHOTO : LUCA TOMBOLINI
DETAIL PHOTO : PIETRO D’APRANO
BACKSTAGE PHOTO : ZOE LOWER
SOUND EDITOR : THE LOOP MECHANICS
SOUND CONSTITUTION : MIHARA YASUHIRO
INTERNATIONAL PRESS : DLX PR
UK & US PRESS : PURPLE