「JIL SANDER（ジル サンダー）」は2022年9月24日、ウィメンズ＆メンズの2023年春夏コレクションを発表しました。
ウィメンズウェアとメンズウェアが融合し、昼と夜、労働と娯楽、機能性と華やかさが溶け合います。機敏さと自信は、コレクション全体を通して登場する切りっぱなしの裾やカットに表現されます。
ジャケットはグラフィカルに、ノーカラーもしくはゆったりとしたシングルポイントのラペルで登場します。着丈の長いスーツはクレープ・サブレ生地で仕立てられ、バルカナイズド製法を用いた鮮やかなスニーカーで着こなします。
ショートドレスは、イブニングドレスを裁ってつくられたかの様に見えます。コットンで仕立てられたタートルネックのプルオーバーは背中が大きく開いており、彫刻的で甘美な印象をもたらします。タンクトップとパンツの実用的な組み合わせは、遊び心をもって再考案され、新しい文脈を持って表現されます。
ルーシー＆ルーク・メイヤーは、ウィメンズとメンズのスーツを解体することで、さらにサルトリアルの解釈を広げました。ジャケットは、クリーンな丸首のタンクトップや斜めに切り込みが入ったディテールのシャツに差し替えられ、ボトムはキルトやショートパンツ、アイコニックなハイウエストのプリーツパンツが組み合わされました。
バッグは、シンプルなフォルムにフェザーやスパンコールが装飾された糸など凝った素材で構築されます。ハンドバッグには、ゴールドやシルバーのねじれたチェーンの持ち手が付けられます。イエロー、グリーン、レッド、ブラックで彩られた光沢のあるレザーを用いた大きなショルダーバッグが新しく登場します。
バルカナイズド製法によるカラフルなスニーカーは、レザーとキャンバス、そしてコレクションに登場する服に使用した生地で作られており、軽くて無駄のないデザインとなっています。チェルシーブーツは圧倒的に力強い印象、一方でハイブーツやサンダルは彫刻的な丸みを帯び、コレクションの軽快さを際立たせています。
クチュールの繊細さや、技術へのこだわり、極上の素材感などを兼ね備えたコレクション。ブランドならではの洗練とモダンさを際立たせています。
