「Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)」は2023年3月5日、パリファッションウィークで2023-24年秋冬ウィメンズコレクションを発表しました。人体や洋服、花のアナトミー(解剖学)をテーマに選んで、カットやプロポーション、シルエット、テーラリングにフォーカスし、美しさと力強さを探求しました。
クラシックな服は裏返しにしたり、逆さまにしたりすることによって新たに生まれ変わります。切り裂き、ねじり、ショルダーラインは強く、ウエストは細く。 ヒールドトラウザーは脚を長く見せ、ローライズパンツの「バムスター」を逆にしたようなデザインを採用しています。最も目立つモチーフはオーキッド(蘭)です。
テーラードジャケットにはトラウザーを合わせています。ジャンプスーツも提案。ドレスはワンショルダーやビスチェなどが官能的な美を演出。コルセットでウエストをシェイプ。ラペルを逆さまにするようなウィットも注ぎこみました。刺繍やビーズ、クリスタルがゴージャス感を添えています。
卓越したテーラリングを生かしつつ、ディテールに工夫を凝らして、デザインの鮮度を高めています。グラマラスな装いをまといたくなる今のおしゃれモチベーションに応えるコレクションに仕上がっています。