デンマーク発「GANNI(ガニー)」はCopenhagen Fashion Weekで2024年春夏コレクションを2023年8月10日に発表しました。
ITの分野で経験を持つ、GANNIのNicolaj(ニコライ)CEOは、AIアーティストのCecilie Waagner Falkenstrom(セシリー・ワグナー・ファルケンストーム)氏と出会い、GANNI AIをセシリーと協力して製作しました。
GANNIのクリエイティブディレクター、ディッテ・レフストラップ(Ditte Reffstrup)氏は「gardening granny punk」というスタイルを生み出すために、対照的な要素を多く組み合わせました。たくさんのフリルを使用し、アウトドアの雰囲気をプラス。体をやさしく包み込むようにラッシュ加工され、裾に向かってフレアを描くデザインが魅力的な新シルエットのドレスを発表しました。
ウエストラインが強調され、肩がフィットしたスリークなデザインのテーラリングを提案し、伝統的なスタイルに遊び心を加えています。ランウェイでは「New Balance」と「Ace & Tate」とのプロジェクトを初披露しました。
オリーブオイルの製造過程での廃棄物から生産されたOleatexという素材を使用。白のコントラストステッチが施された、タイトな黒のレザーライクドレスや、新たなニットドレスにはAlgreenという生地が使用され、虹色に輝くスパンコールが装飾されました。Algreenは海藻や農業廃棄物を再利用し、プラスチックフリーでリサイクル可能なスパンコールに創出するという革新的な技術です。これらの革新はGANNIの「Fabrics of The Future」プログラムの一環です。
今シーズンもレザー代替品に重点を置きました。カウボーイブーツからバイカータイプ、ルーズなポインテッドトゥのニーハイブーツなど、多様なスタイルが揃います。
メリージェーンシューズにステッチを施してアップデート。パワーヒールの復活の象徴として、GANNIのバックルボールリーナも尖ったつま先とウェッジヒールで再登場しました。アイコニックなGANNI Bou Bagは今シーズンからミニサイズも用意されています。
GANNIはイノベーティブな素材を使用して二酸化炭素排出量を削減。2027年までに二酸化炭素排出量を50%削減することに取り組んでいます。
「B Corp認証」を取得しているブランドらしい、環境を意識した取り組みが目立つ「GANNI」。ファッションの未来を感じさせるコレクションです。
GANNI