「FERRAGAMO(フェラガモ)」は2024年2月24日にミラノ・ファッションウィークで2024-25年秋冬コレクションを発表しました。
マクシミリアン・デイヴィス氏は1920 年代を独自の視点で探求し、装いに反映しました。短いヘムライン、流れるようなファブリック、ドロップしたウエスト、リラックスしたカッティング――。ジョーン・クロフォードやグレタ・ガルボなど男性的なシルエットを好んだ当時の女優たちのワードローブが広い肩幅、重厚なウール、しなやかなレザーに反映されました。
テーラリングではシャープで彫刻的なラペルがシュルレアリズムの精神を感じさせます。フェラガモのアーカイブにもよく見られるブランケット・ケープは、身を守るためのものとして使用されていた、1920年代を象徴するアイテムの一つです。
当時のユニフォームに加え、太ももまであるウェーダーやレザーのアウターウェアなどのフィッシャーマンの実用的なワークウェアがインスピレーション源となっています。上質なウールカシミアや、エフォートレスな繊細さを演出する裏地のないレザーは、コレクションにフェティッシュな魅力を与えました。
フェラガモの卓越したクラフツマンシップを示すアイテムがそろってタイムレスなたたずまい。アーカイブに巧みなモダナイズが加えられ、自由なアイデンティティの気分を薫らせています。