「ALAÏA (アライア)」はニューヨーク・ファッションウィーク期間中の9月6日、ウィンタースプリング2025コレクションを発表しました。ランウェイショーはグッゲンハイム美術館で開催。ファッションイベントが同美術で催されたのは今回が初だそうです。
「アメリカン・ビューティー」という概念に対する強い情熱をコンセプトに掲げました。
「私たちが掲げる『アメリカン・ビューティー』という概念に対する強い情熱です。私にとって『アメリカン・ビューティー』とは、身体と精神の自由を意味します。シンプルさ、モダニティ、率直さ、そして純粋さ。そのすべてを体現した地がアメリカなのです。また、アライアにとっても、私にとっても、アメリカは第二の故郷と言える場所。」とクリエイティブ・ディレクター、ピー ター・ミュリエ氏は語ります。
幾何学的なフォルムが円形や四角形、螺旋状の布として昇華されました。ダブルフェイスのカシミアや上質なニット、彫刻のようなポプリン、シルクタフタが身体を包み込みます。
ファスナーもボタンもない、削ぎ落とされたダイナミックなシンプリシティ。いくつかのルックは、外からは見えない内側の構造によって、まるで手品で宙に浮いているかのようです。デニム、Tシャツ、スポーツウェアなど、アメリカ固有のスタイルをクチュールとして研究。洋服に落とし込みました。
ブランドを創設したアズディン・アライアにとってニューヨークは、彼の服やデザイン哲学が受け入れられた街。最初のブティックを開いた場所でもあります。美術館でのショーを前提にした点でも特別なコレクションとなりました。