「GABRIELA HEARST(ガブリエラ ハースト)」は2024年9月30日、パリ・ファッションウィークで2025年春夏コレクションを発表しました。
構造、技術、生地、持続可能な実践における革新に焦点を当て、女神からインスパイアされた様々なルックを披露しました。
海の女神をイメージした、波打つ生成りの斑点プリントが施されたシアーシルクジョーゼットドレスでスタート。しなやかなナパレザーのギャザーが優美なひだを描き、生成りのエッジで仕上げたアシンメトリーなケープは、三重の女神の象徴を反映しています。
北欧神話の女神たちは、異なるシルク、カシミア、レザーを用いた羽のような刺繍技法で表現されています。守護の女神は、エコソフトウールのブレザーのウエストラインに通された大胆なゴールドのチェーンによって、印象的な仕上がりです。
アマゾンのバニワの母にちなんで名付けられたグループには、日本の極細の絹糸で織り上げられたシルクのサマー・ブークレーが、シルクジョーゼット生地の上に重ねられました。日本で最も古いデニム生産者の一つによって織られたリサイクルコットンと純粋なヨーロッパ産リネン糸を組み合わせた素材の持続可能性のデニムも提案されました。
水ベースのグルーで作られた初のスニーカー「オハイオ(Ohio)」が登場。ポリウレタンを使用せず、環境に優しい素材を採用しています。
「このコレクションは、私たちが何千年もの間、女性に祈りを捧げてきたことを説明し、思い出させてくれる。地球と女性に対する敬意と尊敬には相互関係がある。この2つは完全に関連している」とガブリエラ・ハースト氏は述べました。
モノトーンやブラウンカラーで表現された様々な女神たちに捧げられたコレクションは、サステナブルブランドならではのノーブルさと内なる力強さを感じさせます。日本の素材を用いたものづくりも共感を集めそうです。