「ANTEPIMA(アンテプリマ)」はミラノ・ファッションウィークで2024年9月19日、2025年春夏コレクションを発表しました。
テーマに掲げたのは「Rustic Elegance: Imperfection Of Beauty with Intangible Energies(不完全さに宿るエレガンス:形なきエナジーと不完全な美)」。アーティストのミカ・タジマ氏をフィーチャーアーティストとして迎えました。
緑色のガラスに金属製のノズルをあしらったタジマ氏の作品などからインスパイアされたコレクションです。透明感のある豊かなガラス色を探求し、シアーな質感を表現しました。
シアー素材やレイヤリングをコレクションシーンの「遊び心」や「オルタナティブ・オプティミズム」に重ね、独創的でありつつ、躍動感を生み出し、ミニマリズムと機能性を掘り下げました。
幾何学的なシルエットで外見を整えながら、内側には自然な形を取り入れています。超伸縮素材を使ってフィット感と構造美を両立させました。透明なラインや薄い素材を重ね、レイヤードスタイルに軽やかさと奥行きを持たせています。
「私たちはベーシックを再定義し、それぞれのアイテムにその本質の生の真実を吹き込み、現代の不確実性と共鳴する不完全な美を讃えます」とクリエイティブ・ディレクターの荻野いづみ氏は述べています。
ミニマリズムに奥行きを与え、多様なコーディネートに導く提案です。機能性や着心地を重んじている点でも今のモードが目指す方向性を象徴しているかのようなコレクションを披露しました。