「LOEWE(ロエベ)」は2025年3月10日、パリ・ファッションウィーク中にパリのオテル・ド・メゾンで2025-26年秋冬ウィメンズ&メンズコレクションをプレゼンテーション形式で発表しました。
ジョナサン・アンダーソン氏が「アイデアのスクラップブック」のように構想したコレクションです。トロンプルイユ、歪んだ比率・量感といったロエベのコードやモチーフを、アートやクラフトを通して表現しています。
ジョセフ・アンド・アニ・アルバース財団とのコラボレーションにより、ミッドセンチュリーの先駆者たちの芸術作品から着想を得ています。
ジョセフ・アルバースの《Homage to the Square》の幾何学的なモチーフやカラーブロックは、バッグ「パズル」や「フラメンコクラッチ」、「アマソナ」に新たな表情をもたらしました。アニ・アルバースの絵画のような織物がコートやシグネチャーバッグに生き生きとした触覚性を宿らせています。
ウィメンズとメンズの垣根を超えたシームレスなデザインが主体です。ソフトで建築的なシルエットが身体を優しく包み込みます。レザーはドレープやスライス加工でしなやかに変形。定番のシャツやコートはハイブリッド仕様で新たな表情に。拡大されたディテールや透け感を活かしたアイテムが独創性を物語ります。
小さなリングを配したトップスや、大きく拡張されたトリコットステッチ、そして大胆なスライシング(切り割き)によって、服の内側までも透けて見えるようなデザインなど、細部にまでユニークな仕掛けが施されています。
過去と未来が交錯する、ノスタルジックでありながら革新的なコレクションです。アンダーソン氏らしい、クラフツマンシップとアートへの敬意がコレクション全体に感じられます。
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#LOEWEFW25