「UJOH(ウジョー)」は2025年3月、パリ・ファッションウィークで2025-26年秋冬コレクションを発表しました。
1990年代のスクールファッションに、カッティングとレイヤードを交わらせ、制服やテーラードの固定されたコードを再構築しました。
西崎暢デザイナーがファッションに目覚めた10代の頃、制服の着こなしは、厳しい校則に抗いながらも、自分らしさを表現するための貴重な手段でした。ノスタルジックな記憶として残り続けている制服アレンジからコレクションが広がりました。
規定の制服サイズの中からあえて選んだようなオーバーサイズのニットベストが登場。規則の丈から短くカットした、アシンメトリーなプリーツスカートも披露。テーラードカラーはセーラーカラー風の付け襟に再構築しています。
「UJOH」ならではの緻密なカッティングと、奥行きを感じさせるレイヤードの美学が目を引きます。制服やテーラードの既成概念に新たな視点をもたらすコレクションです。